ちゃんと脱毛したい・・。できれば自宅で・・。
永久脱毛器がほしい!
なんて思ったことありませんか?
いまや家庭用脱毛器が売られていて、自宅でツルツルになれる時代です。
一度取り組めば、もう二度と永遠に毛が生えてこなくなるようなそんな自宅用の脱毛器あってもおかしくありませんよね?
ですが残念!
「永久脱毛器」と呼べるものは存在しません
そもそも「永久脱毛」という言葉をみなさん誤解していませんか?
永久脱毛の本当の意味は?
「永久脱毛」と聞くと「一度施術を完了すればもう一生毛が生えてこない」というイメージがありますが、それは誤解です。
米国電気脱毛協会(AEA)が定めた定義では
『最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法』とあります。
再生率が0%とまでは言っていないのです。
↓
実際にはかなり長い期間生えてこない
毛の再生率が20%以下ということは、脱毛完了1か月後に5分の1のムダ毛が生えてきても「永久脱毛」と言えてしまうわけですが、それはあくまで定義の上での話です。
「クリニックを通い終えて10年以上経っても毛が生えてこない!」という口コミも目にすることがあります。
要するに、永久脱毛とは
「一生、全く毛が生えない(再生率0%)方法」ではありませんが
「非常に高い減毛率を長期間にわたり維持できる方法」ではあるのです。
クリニック以外では「永久脱毛」という言葉を使ってはいけない
医師(または医師の指示を受けた看護師)以外が永久脱毛ができる機器を扱うと医師法違反にあたります。
人体に大きく影響を与えうる医療行為に当たるからです。
エステやサロン、家庭用脱毛器では「永久脱毛」レベルの施術ができませんし、当然「永久脱毛ができる」と広告を掲げることも禁止されています。
よって
「永久脱毛器」という都合のいいものは、今の世の中に存在しないのです。
※エステサロンとクリニックを混同している人もたまにいますが、明確に区別されています。エステ・サロンでは施術をするのは研修を受けたスタッフであり、クリニックでは医療従事者が施術を行います。エステは医療行為には当たりません。料金は一般的にクリニックのほうが高額です。
永久脱毛器がないなら選択肢はふたつ
自宅で使用できる「永久脱毛器」なるものが世の中に存在しないことはおわかりいただけたでしょうか?
でも脱毛したい! という方
選択肢は二つあります。
1.「高額でもいいから永久脱毛じゃなきゃイヤだ!」
→クリニック
2.「永久脱毛とまではいかなくても、たまーに処理するだけでつるつる肌がキープできるならそれでいい!」
→家庭用脱毛器、エステ
クリニックか家庭用脱毛器かエステか、迷う方もいるかと思います。
家庭用脱毛器の効果やその持続性も気になりますよね?
クリニックと家庭用脱毛器をいくつかの観点から比較していきましょう。
ちなみに個人的にはエステはあまりお勧めしません。
エステはあまりオススメでない理由
個人的な意見ですが、エステはあまりお勧めしません。
なぜなら、エステサロンは費用が高額な割には、パワーは家庭用脱毛器と大差がないからです。
エステで全身脱毛をすると30~40万円くらいが相場ですが
その割には効果が出るのが遅いです。
僕だったら30~40万円も払えるんなら、もう少し貯金してクリニックに行きます。
クリニックへ行くお金がないのなら、エステより家庭用脱毛器で安く済ませることをオススメします。
エステというのは何とも中途半端な選択肢なのです。
家庭用脱毛器の効果はどのくらい続く?
家庭用脱毛器の効果の持続性は一体どれだけあるのでしょうか?
医療脱毛を紹介しているサイトや、クリニックのホームページでは
「家庭用は効果がないよ~」みたいに書いてあるのをたまに目にします。
ですが、僕の経験から言えば
家庭用でも、一度脱毛を完了したら、あとはちょろっと生えてくる毛をたまに照射するだけでOKでした。
しかも・・
・割と太い毛にも効きます。
・生えるスピードが遅くなります。
・また生えてきても、以前より薄く細くなっています。
僕が試しに放置した結果を、画像付きで説明していきます。
ケノン使って、長期間放置した後の写真
僕は2年前に「ケノン」という家庭用脱毛器を購入しましたが
これでだいぶムダ毛のコンプレックスは解消されました。
「効果の高さ」も「持続性」も医療脱毛ほどではありませんが、
エステ級といってもいいんじゃないか?というのが正直な感想です。
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以下が、Beforeの腕の写真と5回照射後(3か月後)の写真です。


そして、照射を完了して一通りつるつるにしてから、1年半放置した後の写真がこちらです。

よく見れば少し細い毛が生えているのがわかります。しかし、1年半放置しても、生えているのはこの程度です。
もちろんこの間は全く何もしていません。
脱毛前と比べて、毛は明らかに減っているのがわかると思います。
最近の家庭用脱毛器は「家庭用」といってもエステ並みにパワーがあります。
何か月か経って、少しくらい毛が生えてきてもその時にまた照射すれば、このとおり肌はつるつるの無毛状態になります。
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クリニックと家庭用脱毛器の比較(料金)
永久脱毛のできるクリニックと家庭用脱毛器を費用面で比較してみましょう。
以下は、クリニック大手5社から算出した全身脱毛を受けた場合の平均料金です。
女性 35万~47万円
男性 56万~75万円
回数は、全身脱毛が終わるとされる6~8回分で計算しました。
※参考クリニック(湘南美容クリニック、リゼ、メンズリゼ、ゴリラクリニック、RINX)
一方、家庭用脱毛器の価格は2万~12万円です。
僕が買ったケノンは7万円でした。家庭用脱毛器の中では値段の高い部類です。
費用面で言えばやはり家庭用のほうが安上がりです。
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Q.追加カートリッジを考慮すれば、家庭用のほうが高くつくって本当なの?
A.そんなことはありません。
確かに家庭用脱毛器は永久脱毛ほど強力ではありません。
ですが、最近の家庭用は1つのカートリッジがとても長持ちします(商品による)。
それに、使うごとに照射回数がどんどん減っていくのでカートリッジの減り具合も遅くなります。
追加カートリッジのことを考慮しても、費用面ではクリニックより家庭用脱毛器のほうが断然お得です。
僕はケノンを買ってから2年以上たっていますがまだ1つもカートリッジを使い切っていません。
クリニックを利用する際はあらかじめ料金の総額を確認すべし!
もしクリニックで脱毛するのなら「料金の総額」はきちんと把握すべきです。
プランが複雑でわかりにくかったり、初診料・再診料・薬代・トラブル時の処置代などコース料金に含まれていない別料金が発生することもあります。
申し込んだ後「こんなはずじゃなかったのに!」と予想外の出費に後悔しないため
料金の仕組みは事前に理解しておきたいところです。
クリニックと家庭用脱毛器の比較(トラブル)
トラブルに関していえば、やはり医者や看護師に施術してもらえる点や、アフターケアがあるといった点でクリニックには一定の安心感があります。
家庭用脱毛器は自分で使うものなので、使い方を誤ってトラブルを起こしても自己責任となります。
脱毛に100%の安全保障はない(トラブルの実態)
どんな脱毛法でも100%の安全保障はありません。
たとえ家庭用でも使い方を誤れば軽いやけどはします。
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また、医者が施術する医療脱毛でも「絶対にやけどしない」といった保証はありません(冷却があってもです)。
家庭用は自分で行う分、操作ミスによるやけどのリスクが高いかもしれません。
ですが照射力が強い施術ほど、万が一やけどになった時には跡が治りにくいです。
医療脱毛で失敗してしまった人のブログなんかはリアリティがあります。
クリニックでは対処をしてもらえるとはいえ、すぐにやけど跡が消えるような治療があるわけではありません。軟膏をもらえるだけだったり、余計な出費がかさむこともあります。
クリニックで行うなら事前にリスクやトラブル時の説明があるはずなので、それをよく聞くことが大切です。
家庭用脱毛器なら使用前に取扱説明書をよく読むことが大切です。
どの方法を選ぶにしろ、ある程度のリスクは承知の上で施術に臨む必要があります。
クリニックと家庭用脱毛器の比較:痛み
「照射時の痛みがどのくらいなのか?」は意外と重要です。
なぜならレーザーやニードルなど痛みの強い方法だと痛みに耐えきれず、続けられない場合もあるからです。
せっかく高額な料金を支払ったのに、途中でやめることになるのは非常にもったいないです。
方式別での痛みの強さ
↓方式別での痛みの強さ
光脱毛 << レーザー < ニードル
一般的には上記の順で痛みは強いです。
クリニックでは主にレーザーが用いられますが、冷却があってもかなり痛みは強いです。
ほかにニードル脱毛を行っている店舗もありますが、ニードルはレーザーよりもさらに痛いといわれています。
家庭用脱毛器やエステは「光脱毛」が主流
家庭用脱毛器やエステでは光脱毛が主流です。
光脱毛器でも冷却を怠ると痛いこともありますが、光が分散されるため、レーザーと比べると刺激がマイルドになります。
また、光脱毛では一度に充てられる照射範囲が広いので、施術の時間が短いのも特徴です。
「痛み」の感じ方には個人差がありますので、痛くても続けられる自信のある方はクリニックでも全く構わないと思います。
家庭用脱毛器は出力で劣る反面、医療脱毛より痛くはありません。
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クリニックと家庭用脱毛器の比較(利便性)
利便性においてもそれぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
クリニックでの利便性メリット
・手間を他人に丸投げできる
・背中もできる
利便性において、家庭用脱毛器の一番のデメリットは「自分でやるという手間が必要」なところです。
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ケノン最大のデメリットは「自分で行う手間」冷却とかちょって面倒??
その点、クリニックでは施術は医師や看護師にやってもらえますので施術中はずっと寝そべっているだけでいいのです。
また、家庭用脱毛器を用いて背中を自分一人でやるのは難しいです。(家族など協力者がいれば可能です)
家庭用脱毛器での利便性メリット
・予約がいらない、通わなくていい
いちいち店舗へ通わなくてよく、自分の好きなタイミングで自宅で施術ができます。交通費もいりません。
・1台で全身に使える
数万円で全身脱毛ができるのはメリットかと思います。クリニックでの部分脱毛1か所分の料金で全身いろんな箇所に使えます。
・家族や同居人と一緒に使える
家族に同じく脱毛したい人がいれば共有するのもありです。一人分の費用が安上がりで済むというわけです。
・脱毛終了後に生えてきた毛に対処できる
エステやクリニックでも、コース終了後に照射漏れやホルモンバランスの影響で、再び毛が生えることはあります。新たに施術するとなると、追加で料金を支払う必要があるのです。しかし、家庭用脱毛器ならば捨てさえしなければ、何年後にでも脱毛を再開することができます。
それぞれどんな人に向いてる?
メリット・デメリットを加味しつつ、どんな人にそれぞれおすすめできるのかまとめてみました。
クリニック(医療脱毛)が向いている人
・資金に余裕があって永久脱毛を受けたい人
・医師や看護師に施術してもらいたい人
・背中の処理をしたい人
・自分でやるのが面倒な人
家庭用脱毛器が向いている人
・パート、学生、主婦、フリーターなど脱毛に高い料金は払えない人
・10万円以下で脱毛したい人
・ムダ毛処理の手間を減らしたい人
・痛みに弱い人
永久脱毛を受けるなら最低でも「女性は35万円」「男性は56万円」(筆者調査時)の資金は必要です。
永久脱毛までしたいのかどうかがポイント
永久脱毛はクリニックでしか受けられないとはいえ、家庭用脱毛器にもメリットはたくさんあります。
案外、「永久脱毛までする必要はなかった」という人はいるものです。
将来的には、安全性が担保された「永久脱毛器」が出てくる可能性もあるのかもしれませんが、現状そんな夢のような機器はありません。
クリニック、家庭用脱毛器それぞれの特徴をよく理解して自分に合った選択をするのが一番です。